ご挨拶
来る2024年7月6日(土)・7日(日)の2日間にわたって第34回日本サイトメトリー学会学術集会を開催いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。会長就任への打診があったのは2022年で、第33回の高橋良会長とほぼ同時でした。ふたりとも、おっかなびっくりの気持ちを隠しつつ、理事会や総会で会長立候補の表明に至りました。高橋先生は1年強の準備期間でメタバース会場やアナウンサーを招いてのスタジオ実況、声優音声ソフトによる案内など当学会としては画期的な開催法を披露してくださいました。私も実行委員長として学会運営に参加させていただきました。皆さんお気づきと思いますが、学会前日から実行メンバーが金沢に集合しそれぞれが運営にタッチしました。学会期間中には野村理事長、伊藤事務局長、さらには学会サポート会社の人々を加え結構ワイワイやっていました。茂呂先生のご講演、立松先生の星のツアー、予想より多く集まった一般演題、大人気だった認定協議会とのコラボセッション、シングルセルセッション、高橋会長が熱望していた共同利用施設シンポなど、内容も充実していました。
さて、2024年の第34回学会はどうなることでしょう。期日は2024年7月6日(土)・7日(日)、主会場はメタバース会場でのオンライン開催ということは早々と決めることができました。また第34回学術集会のテーマは「Uniqueness」といたしました。ユニークさを許容するには多様性という環境も重要となります。当学会の関心分野は基礎的な医学生物学的研究、測定法や機器の開発などから検査学、腫瘍学、免疫学、再生医療、病院内日常業務としてのFCMを使った検査、ガイドラインのライン策定を含めて多岐に及びます。また当学会会員の構成は医学生物学研究者、医師、検査技師、企業所属の方などさまざまです。当学会の特徴の一つは、参加者の関心分野、所属が多様性に富むというところであり、ユニークな学会といえます。本学会は、学会設立当初より、年1回行っている日本サイトメトリー技術者認定試験の実施において中心的な役割を果たしてきました。現在日本サイトメトリー技術者認定協議会の会長は、野村昌作前理事長、実行部隊の審議会会長はわたくしと、日本サイトメトリー学会との関係の深さがあらわれています。稲葉現理事長のお言葉を借りれば、医療系で医師と他の職種が同一の試験を受ける、医師にとって厳しい資格はユニークと思うとのことでした。本学会員において認定サイトメトリー技術者の割合は年々多くなっています。第34回学術集会では認定サイトメトリー技術者を意識したセッションを積極的に組む予定です。
ぜひとも、多数の皆様に参加していただきたく思います。非会員も参加しやすいように考えます。何卒よろしくお願い申し上げます。
第34回日本サイトメトリー学会学術集会 会長
小賀 厚徳
山口大学